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OS9.2.2以前限定? 激love Macintosh
しまった企業批判序説
1999.08.05. wrote / 09.21. rewrote / 08.30. rewrote
 …なんと云うのか恥ずかしい限りです。

 “しまった企業(別名SOTEC)が世に送り出した“iMacもどき”が、朝日新聞に前面広告をでかでかと載せていた(1999.08.04)のですから。この“しまった企業”の“iMacもどき”、ネット上では既に語り尽くされた模様で、マックマニアは、「あんなだっさいの、普通ちゃんとした審美眼があったら買わへんって」と云う意見が主流だと思います。私だってそう思います。そこで決着付いてる筈なんです。しかし、今回の新聞広告の件で、ふとあることに気付かされました。

 うちの親父に、例の新聞広告を指さして「これやねん、ださださの“iMacもどき”!」と云ってみたところ、予想外の答えが返ってきたのです。

「あれ?それアップルの奴とちゃうのん?」
「ちゃうって、“iMacもどき”やって」
「そうなんか?、ワシてっきりアップルが新しいiMac出したんやなぁ思てたわ。
 もうじきiBookらしいさかい、もしかしてそれかな思て全部読んだんやけど、
 どこにもアップルのアの字も出てへんかったから変やな、思てな」

 この答えを聞いてどきっとしました。

 マックマニアは“iMacもどき”の妙に四角いださださのオールインワンマシンと、つるんと丸くて可愛らしいiMacの違いを一目で区別することが出来ます。しかし、世の中全部がそんな人間ばっかりじゃない。

「こういう個性的なパソコンは全部アップル産である」
 と誤解する消費者が必ず出てくるに違いない…!!
 事実、うちの親父は完全に混同していた!!
 そう云う消費者が増えれば、この“もどき”は確実に売れるでしょう。別に売れたって構わないけど、困るのは“安いiMac”と思って購入する人たちが出てくることです。そんなおバカはいないだろうって?? …世の中の素人さんをなめちゃイケナイ!OSの違いが解ってる人はかなりパソコンに詳しい人です。なぜか?世の中の人間と云うのは、そんなにパソコンを触ってないからです。

 人間、ある事象にある程度詳しくなると、自分の知識が通常であると思いがちですが、…そんなことぁない!

 「ウィンドウズだかマックだかしらへんけど、どっちもパソコンなんとちゃうん?」

 世の中にこう云う人はとても多いと思われます。しかし、私らマックなマニアは、「使いやすいよー」と布教し廻っているわけで、確かにWindowsも、慣れれば問題は全然ないけど、その時に「iMac云うても使いにくい」などと云われたら、アップル布教をしている私らの立つ瀬がない。素直に、「それはe-one云うてやなぁ…」と説明せにゃならん。

 もちろん、iMacのばったもん、と云う前提で買うのなら、「どうぞお好きに」と云うだけです。Windows系のマニュアルと格闘していただきたい。けど、どうせ買うなら他にも良いWindowsマシンはたくさんあるよ、とおすすめは色々するけど。

 …なぜ、ここまで云わねばならないか、と云うと、この“しまった企業”のとあるコメントに脳味噌ブチ切れかけたからです。


ソーテックの大辺創一社長は記者会見で「法律的には全く問題ない」とし,「このデザインはあくまで我々のオリジナル」だと強調した。

1999/7/19 NIKKEIMAC.COMの記事より抜粋


 特にiMacを意識しているということはありません。e-oneは、社内で新しいマーケットに向けた製品を作ろうという声が上がって、早い時期に本体のデザインが決まりました。
 e-oneとiMacのマシンコンセプトは、両極だと言っていいと思います。iMacはFDDを内蔵していなかったり、インターフェイスを絞り込んだりするなど取り入れている機能を最低限に抑えています。これに対しe-oneは、可能な限りの仕様を詰めこんだ、ある意味、欲張りで贅沢なマシンに仕上がっていると思います。これは開発コンセプトが根本から異なっているからだと認識しています。
 それにしても、スケルトンは発色は本当に難しいんですよ。ヨコハマブルーもかなり苦労したんです。

1999/8/19 ASCII24のインタヴュー記事より抜粋



 なぁにが「オリジナルデザインです」やっちゅうねん。iMacを意識してないだぁ?せやったらなんで“法律的に問題はない”とか云うねん?意識してへんいいながら、めちゃめちゃ比較してるし、第一“ヨコハマブルー”ってなんやねん?(もしかして“いしだあゆみ”好きやろ!俺も、いしだあゆみのファンや!)もしそれを本気で云ってたら、地球産の酸素欠乏症として認めましょう。どっか行って下さい。日本の恥です。

 つくづく、この事例を考えるにおいて、二流は二流、B級はB級、安物買いの銭失い、虎の威を借る狐、…などの言葉が頭に渦を巻きました。はぁ、ダメダメ…。

 VAIOのデザインは秀逸で美しいです。それと、最近出たシャープのデスクトップマシンも、デザイン的にすごくスマートで美しい。これらは皆Windowsマシンですが、あ、欲しいと思わせてくれるデザインで、そのデザインに確固たるポリシーを感じます。そういう製品を作り出せるメーカーはやはり一流だと思いますし、売れてしかるべきだと思います。Windowsと云うだけで批判するほど私の心は狭くはないっすよ。

 そもそもデザインとは何か?
 メーカーイメージとは何か?

 ブランドと云うのはそもそも形のないもので、いわば製品に付随する付加価値以外のなにものでもありません。

 エルメスのスカーフが普通の布きれと違うのは、流麗な絵柄がプリントされているからと云うだけではありません。エルメス、と云うそのメーカーの歴史までもが織り込まれているからこそ、そのスカーフはエルメスのスカーフ足り得るのです。ブランドと云うのは本来そう云うもので、そのメーカーが持つ付加価値を指すのです。

 iMacはアップルと云うブランドが世に出した“ブランド”です。iMacがなぜブランド足り得たのかと云えば、それまでのパソコンになかったクリアなボディと愛らしいそのスタイリング、それでいての高性能パソコン、そしてなによりアップルと云うカリスマ性…。それらがない交ぜになって作り上げられた唯一無二の存在です(リビジョンはたくさんあるが(苦笑))。そのスタイリングはなににも似ていなかったからこそ、ここまで大ヒットしたのです。

 そんなiMacの「どう見てもパクリとしか思えないマシン」を、「オリジナルデザインでどこのマネもしてない斬新なデザイン」と云いきる頭の悪いバカども…。…情けなくて涙出そうになります。心から、情けない。

 そして、そのマシンをiMacと思って買う人が出ることはもはや明白。

 私は子供の頃を思い出します。ガンダムのプラモデルが大流行した頃、ガンプラのばったもんが世に横行しました。一目見てばったもんと解るので、さすがに買いはしなかったですが、店頭に並ぶそれらばったもん商品に、なんとも言い様のない切なさ哀愁を感じました。例えばこのままこの商品は売れなくて、そのうち破棄されるんだろうか。そしたら焼却場で焼かれるんだろうか。プラモデルの立場になったら、「なんで俺こんな姿で世に出たんだろう」って悲しくならないだろうか…。そのばったもんを「息子が喜ぶだろう」と思って買って帰ったお父さんの喜ぶ顔、そしてその息子が見せる落胆の顔…。頭の中で様々に想像が浮かんでは消えます。悲劇を生みこそすれ、大団円にはなり得ない。

 私はこの“iMacのばったもん”からは悲しさ切なさしか見えてこないです。“しまった企業”がここまで“しまった!”な奴とは思いませんでした。もっと自分たちでブランドを作り上げられるメーカーではないか、と期待していただけに残念でなりません。所詮は二流、所詮はB級。…ただ、落胆のみ。

 追伸:そう云う私は、iBookは欲しいって思ってる(^-^;)。だってほんまもんやもん、アレ。うそもんとちゃうもんね。

1999.8.5. wrote 9.21. rewrote



 補足:Apple JapanがSOTECに対して訴訟を起こしましたねぇ! 私としてはAppleの当然の勝訴を祈るばかりなんですが、…もし販売差し止めになったら、結構レアなマシンとなっちゃうわけだ…(苦笑)

1999.8.30. wrote


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